2021年度〜スポーツベッティング&ギャンブル業界トップニュース〜

ギャンブルや賭け事にご興味はございますか?ここでは、特に2021年のうちに絶対に知っておきたいことや法律についてご紹介します。

日本は統合型リゾート(IR)やカジノの誘致に精力的に取り組んでいますが、政府は他の形態のギャンブルについても検討しています。国内で唯一合法のギャンブルであるパチンコの人気が落ちており、新たなビジネスを生み出し収益を上げるべく、代替手段がいくつか考案されています。では、日本と海外のギャンブル業界において、他にどんな出来事があったのでしょうか?

日本がギャンブルの合法化を検討

特にサッカーや野球などのスポーツベッティングに関して、日本政府はだいぶ前からギャンブルを合法化するための議論を行っています。ある予測によると、これにより年間650億ドル以上の収益がもたらされると言われています。議論は秘密裏に行われていますが、関係者によれば、プロ野球リーグへの賭けは早ければ2024年に法整備が整い、合法化される可能性があるといいます。

同年には、すでにくじ方式で部分的に合法化されているJリーグへの賭けも全面的に解禁になるかもしれません。こうした流れは、日本国民のギャンブルや賭け事に関する長年の沈黙を破るものであり、日本で最も人気のスポーツであるサッカーと野球に賭けられるようになるかもしれません。

確かにスポーツベッティングは、政治的議論を呼ぶトピックですが、新型コロナウイルスが経済とスポーツに与えたあらゆる経済的損失により、ギャンブルや賭けに対する抵抗感は薄れていると関係者は述べています。

カジノリゾートの進捗状況は?

日本における統合型リゾートの設立は、少し前から関心の高いテーマですが、着実に進んでいるようです。来年には、国内初のカジノリゾートを建設する3カ所が決まり、オープンは2027年から2028年の予定です。ただし、これは当初の計画よりも4年遅れとなっています。その中でも進展の兆しはあり、国会議員は、国民を守るための法制度を整備する段階にきています。

元東京地検特捜部員、賭博で略式起訴

東京地検は、元東京地検特捜部員を略式起訴しました。最大で100万円以下の罰金となるものです。関係筋によると、同氏は2020年に報道関係者と賭けを行い、賭博罪が認定されたとのことです。

この問題は、安倍晋三首相のお気に入りの一人とされる黒川弘務氏が賭け麻雀をしていたとして、世論や検察が起訴を求めたことから捜査が始まりました。黒川氏は昨年7月、容疑を認めて社会的な処分を受け、起訴を免れました。

東京地検特捜部は、黒川氏が産経新聞と朝日新聞の記者2人と金銭目的で麻雀をしたと断定しました。昨年4月から5月にかけて、4回にわたって賭けを行ったとのことです。

イギリスで歴史的ジャックポット

ギャンブルとベッティングに関する海外の注目ニュースとしては、イギリスのプレイヤーが1518万3085.96ポンドのジャックポットを獲得した、ということです。32Red UK(オンラインカジノ)の客が、「Book of Atem(ブック・オブ・アテム)」のスロットゲーム「WowPot(ワウポット)」でジャックポットを獲得したのです。同社およびKindredグループ全体での記録的な勝利となりました。

このまさに運がツイていた男性は、スロットゲーム「WowPot」に0.80ポンドのベットを行い、1500万ポンドを獲得。これは初の100万ポンド超の勝利であり、WowPotの賞金額としては過去最大だそうです。また、Kindredグループとすべてのブランドにおいても最高記録となりました。ちなみに、WowPotは2020年2月に配信が開始され、今回のジャックポットが出るまでの1年以上の間に規模と人気を拡大してきました。